●AMD、AMDロゴ、K6、Duron、Athlonならびにその組み合わせはAdvanced Micro Devicesの登録商標です。
●現在作成中のところがありますが、許してください、少しずつ気長にやります。

Athlon,Duron

●Athlon(K7)

Intel社のx86系MPUと互換性がある32bitCPUでx86向けに開発されたソフトウェアがそのまま動作する。9命令を同時に投入できるスーパースカラ方式を採用しており、Intel社のPentium IIIよりも高い周波数での動作が可能となっている。また、128kBの1次キャッシュをMPUコアに内蔵している。また2次キャッシュはオンダイでないが512KBの大きな容量を搭載しており、3Dグラフィックス向け拡張命令セットの3DNow!を搭載している。システムバスにはCompaq Computer社のAlphaプロセッサと同じEV6が採用され、FSBが200MHzという高い周波数で動作させることができる。またMBには「Slot A」を使用して装着する。
AthlonはAMDがx86アーキテクチャで最初にスーパーパイプラインを採用したCPUで命令実行ステージが10ステージ中の8ステージ目とかなり後ろにあるのが特徴です。分岐予測は2ステージのスキャンステージで実行されますが、分岐予測が2048エントリで、各エントリが2ビットで過去の履歴を記憶するという一般的なものであり分岐予測も特に優れたものではありません。条件分岐命令の条件が確定し予測が外れた時正しい分岐命令先を取り込むのは10ステージ目になります。8ステージ目で実行ステージ条件が確定し、9ステージ目のアドレスステージで分岐先のアドレスが確定し、10ステージ目で命令が確定したのち、正しい分岐命令を取り込み(フェッチ)します。Athlonは高度な分岐予測を行うとステージのサイクル時間が長くなり動作周波数を上げにくくなるのでので、分岐の精度を上げるより動作周波数を上げ性能向上を図っています。
Athlonの整数系命令実行パイプライン
ステージ番号 10
ステージ名 Fetch Scan Align1 Align2 Edec Idec Sched Ex Addr DC
動作 フェッチ デコード 発行 実行 完了
Athlonの整数命令実行のパイプラインは10ステージから構成されるスーパーパイプラインであり、デコード部分のしめる割合が大きい
Athlon(K7)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache(アクセス) Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
K7 500MHz 100MHz×5.0 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.25µm 38W 42W
K7 550MHz 100MHz×5.5 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.25µm 41W 46W
K7 600MHz 100MHz×6.0 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.25µm 45W 50W
K7 650MHz 100MHz×6.5 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.25µm 48W 54W
K7 700MHz 100MHz×7.0 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.25µm 45W 50W
Athlon(K7)の製造番号
製造番号の例(Terra所有のK7から転記)
AMD-K7500MTR51B C
219931001823
AMD-K7 AMD K7アーキテクチャのCPUということです。
500 製品としてのCPUの規定動作スピードを示す。この表示なら500MHzが規定スピードということです。
MTR 最初がMならSlot仕様、PならPGAでSoket仕様のCPUです。Tがコア電圧でRは定格動作温度を表します。
51B 5はL2キャッシュの容量を示し、この場合512KB、1ならKB、2なら2KBです。次の1はL2キャッシュへのアクセス速度で、1なら1/2、2なら1/3になります。Bは最大FSBで、Bの場合は200MHz、Aは133MHz、Cは266MHz、Dは333MHzです。
C 表示がAの場合は0.18µmのK75コア、Cの場合は0.25µmのK7コアです。
0011 数字の3桁4桁は製造年度を示します。この場合00なので2000年製造、1999年製造ならここは99になります。数字の5桁と6桁は製造週を表します。このためこのCPUは1999年の31週製造ということになります。

●Athlon(K75)

0.18µmのプロセスルールで作られたものでK75と呼ばれ,K7の0.25との比較で消費電力と発熱を低くした。2000年3月にPentiumIIIより早く1GHzの壁を突破した。K75は2次キャッシュ(512KB)がCPUコアと統合されておらず、クロックが高くなるほど、CPUクロックにたいして遅くなり、性能向上が妨げられていた。
Athlon(K75)は、1999年10月26日にintelが発表した256KBのフルスピードL2キャッシュを搭載したCoppermineコアのPentiumIIIに対しFPU WinMarkでは優位であるが、SuperπなどではPentiumIIIが優位となるなど、圧倒的な性能差を売りにすることは出来なくなってしまった。
Athlon(K75)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache(アクセス) Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
K75 550MHz 100MHz×5.5 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.18µm 28W 31W
K75 600MHz 100MHz×6.0 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.18µm 30W 34W
K75 650MHz 100MHz×6.5 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.18µm 32W 36W
K75 700MHz 100MHz×7.0 128KB 512KB(1/2.0) 1.6V 0.18µm 34W 39W
K75 750MHz 100MHz×7.5 128KB 512KB(1/2.5) 1.6V 0.18µm 35W 40W
K75 800MHz 100MHz×8.0 128KB 512KB(1/2.5) 1.7V 0.18µm 43W 48W
K75 850MHz 100MHz×8.5 128KB 512KB(1/2.5) 1.7V 0.18µm 45W 50W
K75 900MHz 100MHz×9.0 128KB 512KB(1/3.0) 1.8V 0.18µm 53W 60W
K75 950MHz 100MHz×9.5 128KB 512KB(1/3.0) 1.8V 0.18µm 55W 62W
K75 1.0GHz 100MHz×10.0 128KB 512KB(1/3.0) 1.8V 0.18µm 60W 65W
Athlon(K75)の製造番号
製造番号の例(Terra所有のK75から転記)
AMD-K7600MTR51B A
230011505743
AMD-K7 AMD K7アーキテクチャのCPUということです。
600 製品としてのCPUの規定動作スピードを示す。この表示なら600MHzが規定スピードということです。
MTR 最初がMならSlot仕様、PならPGAでSoket仕様のCPUです。Tがコア電圧でRは定格動作温度を表します。
51B 5はL2キャッシュの容量を示し、この場合512KB、1ならKB、2なら2KBです。次の1はL2キャッシュへのアクセス速度で、1なら1/2、2なら1/3になります。Bは最大FSBで、Bの場合は200MHz、Aは133MHz、Cは266MHz、Dは333MHzです。
A 表示がAの場合は0.18µmのK75コア、Cの場合は0.25µmのK7コアです。
0011 数字の3桁4桁は製造年度を示します。この場合00なので2000年製造、1999年製造ならここは99になります。数字の5桁と6桁は製造週を表します。このためこのCPUは2000年の11週製造ということになります。
●Athlon(Thunderbird)
コアを「Thunderbird」に変更したAthlonは128KBの1次キャッシュ、2次キャッシュは512KBから256KBになりましたがCPUに統合されたオンダイキャッシュとなり、CPUと同速で動き、K75コアと比較してクロック数が大きいCPUでは最大3倍のアクセス速度となる。またMBへの装着は従来のカードモジュールの「Slot A」以外に、PGAタイプのAthlonでは「Socket A」でMBに装着される。
2000年6月に発表されたThunderbirdは、銅利用のThunderbirdは新たに操業を始めたAMDのドレスデン工場で生産され、アルミニウム利用のThunderbirdはテキサス州オースチンの工場で生産。銅はアルミニウムよりも電導率が高いため、熱の発生が少なくCPUの高速バージョンも作りやすい。ThunderbirdによってフルスピードL2キャッシュとなっただけでなく、高クロックの高速バージョンを生産し再びPentiumIIIに対し圧倒的に性能価格を示すこととなった。
2000/10/17 AMDは、Athlon 1.2GHzを発表、2000/10/30にFSB266に対応したAthlon 1.2/1.13/1GHzが発表された。FSBは266MHzと200MHzに対応しはSocket Aのみで提供される、FSB266MHzサポート以外の主な仕様は従来と同等である。
Athlon(Thunderbird)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Thunderbird 650MHz 100MHz×6.5 128KB 256KB 1.7V 0.18µm 34W 38W
Thunderbird 700MHz 100MHz×7.0 128KB 256KB 1.7V 0.18µm 36W 40W
Thunderbird 750MHz 100MHz×7.5 128KB 256KB 1.7V 0.18µm 38W 43W
Thunderbird 800MHz 100MHz×8.0 128KB 256KB 1.7V 0.18µm 40W 45W
Thunderbird 850MHz 100MHz×8.5 128KB 256KB 1.7V 0.18µm 42W 47W
Thunderbird 900MHz 100MHz×9.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 44W 50W
Thunderbird 950MHz 100MHz×9.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 47W 52W
Thunderbird 1.0GHz 100MHz×10.0
133MHz×7.5
128KB 256KB 1.75V 0.18µm 49W 54W
Thunderbird 1.1GHz 100MHz×11.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 54W 60W
Thunderbird 1.13GHz 133MHz×8.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 56W ?
Thunderbird 1.2GHz 100MHz×12.0
133MHz×9.0
128KB 256KB 1.75V 0.18µm 59W 66W
Thunderbird 1.3GHz 100MHz×13.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 61W 68W
Thunderbird 1.33GHz 133MHz×10.0
128KB 256KB 1.75V 0.18µm 63W 70W
Thunderbird 1.40GHz 100MHz×14.0
133MHz×10.5
128KB 256KB 1.75V 0.18µm 65W 72W
Athlon(Thunderbird)の製造番号の例
製造番号の例(Terra所有のSoket A Thunderbirdから転記)
A 0800AM3TB
A AがAthlon、DがDuronを示します。
0800 製品としてのCPUの規定動作スピードを示す。この表示なら800MHzが規定スピードということです。
A AはPGAパッケージで、Mはカードモジュールを示します。
M Mは動作電圧を示しめします。S=1.5V、U=1.6V、P=1.7V、M=1.75V、N=1.8Vです。
3 3はL2キャッシュ容量で、2が128KB、3が256KBです。
T Tは定格動作温度を表します。Q=60℃、X=65℃、R=70℃、Y=75℃、T=90℃です。
B Bは最大FSBを示し、Bの場合は200HMzです。
Slot A Thunderbird
K75の旧コアのものはヒートシンクをつける側のアルミが黒色に塗装されていたが、Thunderbirdコアのものはアルミが無塗装で銀色なので一見してすぐ区別がつきます。AMDがSlot AMD Athlon(TM) さよならキャンペーンなんかしちゃう位で、本当にSlot A Thunderbirdも短い命だった。といっても使用してるSlot A Thunderbirdは末永く使うつもり。
●AMD-Mobile Athlon 4 Processor
コードネーム“Palomino”と呼ばれていたコアを用いたCPUでAthlonとしてはK7、K75、Thunderbirdに続く第4世代のAthlonなので“Mobile Athlon 4”と4の表示が付くCPU。SoketAで実装さ、3DNow! Professionalに対応しているほかAMD PowerNow!テクノロジを搭載したノートパソコン用のCPU(1.4V駆動)である。ハードウェア・データ・プリフェッチ機能付き高性能256K オンチップL2キャッシュ搭載で従来のAthlonより15%パフォーマンスが向上しています。
モデルナンバーの表記で1500+、1600+が製造されているが、266MHz front-side busはサポートされておらず、200MHzのままである、“Thoroughbred”core(0.13µm)のAMD-Mobile Athlon XPが発売されたので消える運命かも。
SocketAプラットホームアーキテクチャーなのでASUSのA7V、A7V133、A7V266などではBIOSのバージョンが新しければ動作するようです。
ノートパソコンではMobile Athlon 4搭載の製品がNECから発売されている。供給バージョンは1GHz, 950/900/850 MHz。FSB200MHz
詳しくはここを見よう!!!>
http://www.amd.com/japan/products/cpg/mobile/athlon/index.html
AMD-Mobile Athlon 4 Processor
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Mobile Athlon 4 850MHz 100MHz×8.5 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 22W
Mobile Athlon 4 900MHz 100MHz×9.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 24W
Mobile Athlon 4 950MHz 100MHz×9.5 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 24W
Mobile Athlon 4 1.0GHz 100MHz×10.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 25W
Mobile Athlon 4 1.1GHz 100MHz×11.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 25W
Mobile Athlon 4 1.2GHz 100MHz×12.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W 25W
Mobile Athlon 4 1500+(1.3GHz) 100MHz×13.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W ?W
Mobile Athlon 4 1600+(1.4GHz) 100MHz×14.0 128KB 256KB 1.2〜1.4V 0.18µm ?W ?W
Athlon4の製造番号の例
製造番号の例(Terra所有のAthlon4から転記)
AHM 0900AVS3B
A A=AthlonアーキテクチャーのCPUであることを示す。
HM MH=High-Performance Mobile Processorの略。
0900 製品としてのCPUの規定動作スピードを示す。この表示なら900MHzが規定スピードということです。
A AはPGAパッケージであることを示します。
V Mは動作電圧を示しめします。V=1.4V、J=1.35Vです。
S Sは定格動作温度を表します。S=95℃。
3 3はL2キャッシュ容量で、3が256KBです。
B Bは最大FSBを示し、Bの場合は200HMzです。
●Athlon MP
Athlon MPはマルチプロセッサ対応版Athlonでコードネーム“Palomino”と呼ばれていたCPUのうち、サーバ/ワークステーション用となるモデルの正式名称。モバイル用途のPalominoである“Mobile Athlon 4”とほぼ同じコアを用いている。 3DNow! Professionalに対応しているほか、Athlon MPはAMD760MPチップセット搭載マザーボードと組み合わせてのデュアルCPUで使用が前提となる。
Athlon MP Processor
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon MP 1.0GHz 133MHz×10.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 41.3W 46.1W
Athlon MP 1.2GHz 133MHz×10.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 49.1W 54.7W
Athlon MP 1500+(1333MHz) 133MHz×10.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 53.6W 60.0W
Athlon MP 1600+(1400MHz) 133MHz×10.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 56.3W 62.8W
Athlon MP 1700+(1467MHz) 133MHz×11.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 57.4W 64.0W
Athlon MP 1800+(1533MHz) 133MHz×11.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 59.2W 66.0W
Athlon MP 1900+(1600MHz) 133MHz×12.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 60.7W 68.0W
Athlon MP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB ?V 0.18µm 62.5W 70.0W
Athlon MP 2100+(1733MHz) 133MHz×13.0 128KB 256KB ?V 0.18µm 46.3W 72.0W
Athlon MP 2200+(1800MHz) 133MHz×13.5 128KB 256KB ?V 0.18µm ?W 70.0W
新チップセットのAMD-760MPXはSouthBridgeのAMD-768チップにUSBインターフェイスの不具合が存在することが判明して以来、代替のUSBインターフェイスカードを同梱するというイレギュラーなかたちで販売されてきたAMD-760MPXチップセット搭載Dual Socket Aマザーボードは不具合を解消した新リビジョンのAMD-760MPXがリリースされたため現在では問題ないようです。
Athlon MP Processor(Thoroubred CPUID=680)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon MP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB 1.60V 0.13µm 52.8W 58.2W
Athlon MP 2200+(1800MHz) 133MHz×13.5 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 54.5W 60.0W
Athlon MP Processor(Thoroubred CPUID=681)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon MP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB 1.60V 0.13µm 52.8W 58.2W
Athlon MP 2200+(1800MHz) 133MHz×13.5 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 50.7W 60.0W
Athlon MP 2400+(2.0GHz) 133MHz×15.0 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 54.6W 60.0W
Athlon MP 2600+(2.133GHz) 133MHz×16.0 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 56.6W 60.0W
Athlon MP Processor(Barton)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon MP 2800+(2.133GHz) 133MHz×16.0 128KB 512KB 1.60V 0.13µm 47.2W 60.0W
●Athlon XP (Palomino)
Athlon XPは“Palomino(パロミノ)”コアを搭載したAthlonで、クロック周波数に代わる性能指標として“モデルナンバー”を導入している。『Athlon XP 1900+』(クロック周波数1.6GHz)、『Athlon XP 1800+』(クロック周波数1.533GHz)、『Athlon XP 1700+』(1.467GHz)、『Athlon XP 1600+』(1.400GHz)、『Athlon XP 1500+』(1.333GHz)、の5モデル。Athlon XP 1800+でPentium4 2GHzと同程度の処理能力を持つ。
Athlon XPは、「QuantiSpeed」アーキテクチャを採用したとしており、クロック当たりの命令処理能力を高めている。ほとんどの仕様は、すでに登場しているPalominoコア製品と共通。プロセスルールは0.18μm、L1キャッシュ128KB、L2キャッシュ256KBの計384KBをオンチップで搭載する。拡張命令は3DNow! Professionalを搭載。
Athlon XPにおいては以下の4つのコア・アーキテクチャーをまとめて“QuantiSpeed(クォンティスピード)アーキテクチャ”と呼んでいる。
・完全にパイプライン化された9命令同時発行スーパースカラー・マイクロアーキテクチャー
・完全にパイプライン化されたスーパースカラー浮動小数点演算ユニット
・ハードウェア(回路)によるデータプリフェッチ
・キャッシュメモリーを効率よく使用するエクスクルーシブ&スペキュラティブ・トランスレーション・ルックアサイド・バッファー
Athlon XP Processor - Palomino(0.18µm)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon XP 1500+(1333MHz) 133MHz×10.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 53.6W 60.0W
Athlon XP 1600+(1400MHz) 133MHz×10.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 56.3W 62.8W
Athlon XP 1700+(1467MHz) 133MHz×11.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 57.4W 64.0W
Athlon XP 1800+(1533MHz) 133MHz×11.5 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 59.2W 66.0W
Athlon XP 1900+(1600MHz) 133MHz×12.0 128KB 256KB 1.75V 0.18µm 60.7W 68.0W
Athlon XP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB ?V 0.18µm 62.5W 70.0W
Athlon XP 2100+(1733MHz) 133MHz×13.0 128KB 256KB ?V 0.18µm 64.3W 72.0W

Athlon XP 2200+(1800MHz)から従来の0.18μmから0.13μmへとプロセスルールが縮小し、ダイの縮小と、低消費電力、低発熱へと改良されたものが出荷さてれいる。Athlon XP 2200+の場合、安定動作のため1.65Vで動作させているので、最大消費電力も67.9Wとかなり限界に近い値になってしまいました。さらなる性能の向上のためにはAthlonシリーズもL2Cacheを512KBにして欲しいです。

●Athlon XP (Thoroughbred)
Athlon XP Processor(FSB 266MHz) - Thoroughbredコア
CPU ID=680
ProcessorModel
(Operating Frequency)
Multiplerate L1Cache L2Cache Nominal
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon XP 1700+(1467MHz) 133MHz×11.0 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 44.9W 49.4W
Athlon XP 1800+(1533MHz) 133MHz×11.5 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 46.3W 51.4W
Athlon XP 1900+(1600MHz) 133MHz×12.0 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 47.7W 52.5W
Athlon XP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB 1.6V 0.13µm 54.7W 60.3W
Athlon XP 2100+(1733MHz) 133MHz×13.0 128KB 256KB 1.6V 0.13µm 56.4W 62.1W
Athlon XP 2200+(1800MHz) 133MHz×13.5 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 61.7W 67.9W
Athlon XP Processor(FSB 266MHz) - Thoroughbredのマイナーチェンジバージョンで、動作電圧(Vcc)が従来より0.05V低下したほか、動作電流が37.4Aから35.6Aへと引き下げられている。CPU ID=681の2600+の消費電力(最大68.3W)は、CPU ID=680の2200+(最大67.9W)と大きく変わらないレベルに抑えられている。
CPU ID=681
ProcessorModel
(Operating Frequency)
Multiplerate L1Cache L2Cache Nominal
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon XP 1600+(1400MHz) 133MHz×10.5 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 44.0W 48.5W
Athlon XP 1700+(1467MHz) 133MHz×11.0 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 44.9W 49.4W
Athlon XP 1800+(1533MHz) 133MHz×11.5 128KB 256KB 1.5V 0.13µm 46.3W 51.0W
Athlon XP 2000+(1667MHz) 133MHz×12.5 128KB 256KB 1.6V 0.13µm 54.7W 60.3W
Athlon XP 2100+(1733MHz) 133MHz×13.0 128KB 256KB 1.6V 0.13µm 55.9W 62.1W
Athlon XP 2200+(1800MHz) 133MHz×13.5 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 57.0W 62.8W
Athlon XP 2400+(2000MHz) 133MHz×15.0 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 62.0W 68.3W
Athlon XP 2600+(2133MHz) 133MHz×16.0 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 62.0W 68.3W
Athlon XP Processor(FSB 333MHz) - Thoroughbred コアB0リビジョン(0.13µm)
コアサイズが84mm2、トランジスタ数は3760万。FSBが333MHzでリリース。
ProcessorModel
(Operating Frequency)
Multiplerate L1Cache L2Cache Nominal
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon XP 2700+(2167MHz) 166MHz×13.0 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 62.0W 68.3W
Athlon XP 2800+(2250MHz) 166MHz×13.5 128KB 256KB 1.65V 0.13µm 64.0W 74.3W
●Athlon XP (Barton)
Athlon XP Processor(FSB 333MHz) - Bartonコア(0.13µm)
ProcessorModel
(Operating Frequency)
Multiplerate L1Cache L2Cache Nominal
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Athlon XP 2800+,FSB333(2083MHz) 166MHz×12.5 128KB 512KB 1.65V 0.13µm 53.7W 68.3W
Athlon XP 3000+,FSB333(2167MHz) 166MHz×13.0 128KB 512KB 1.65V 0.13µm 58.4W 74.3W
Athlon XP 3200+,FSB400(2200MHz) 200MHz×11.0 128KB 512KB 1.65V 0.13µm 60.4W 76.8W
●Mobile AMD Athlon XP
MobileAMD Athlon XPは、0.13μm銅配線プロセスで製造されるSocket A対応のモバイル用プロセッサーで、0.18μmプロセスのモバイルプロセッサーとピン互換になっている。オンチップキャッシュは384KBで、フロントサイドバスは266MHz/200MHzに対応する。Athlon XPと同じくAMD PowerNow!テクノロジ、QuantiSpeedアーキテクチャ”を採用している。1400+と1500+の出荷は第1四半期に開始しており、1600+と1700+については第2四半期に量産出荷を開始する。独ドレスデンのFab 30で製造。
ThoroughbredコアベースとなるMobile AMD Athlon XPプロセッサの製造プロセスは 0.13μ、新たに266MHz FSBもサポートされ、製品名称にはモデルナンバー表記が用いられる。Mobile Athlon XPの ラインナップには、既にAthlon 4として投入されている1400+、1500+、1600+が置き換えられ、さらに薄型ノート向けとしてμPGAパッケージが追加された。拡張命令、省電力機能はAthlon 4同様、それぞれ 3DNow! ProfessionalとPowerNow!がサポートされている。
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Maximum
Thermal
Power
Mobile Athlon XP 1400+(1200MHz) 100MHz×12.0 128KB 256KB 1.4V 0.13µm 35.0W
Mobile Athlon XP 1500+(1300MHz) 100MHz×13.0 128KB 256KB 1.4V 0.13µm 35.0W
Mobile Athlon XP 1800+(1467MHz) 133MHz×11.0 128KB 256KB 1.45V 0.13µm 35.0W
Mobile Athlon XP 1400+(1200MHz) 100MHz×12.0 128KB 256KB 1.3V 0.13µm 25.0W
Mobile Athlon XP 1600+(1400MHz) 100MHz×14.0 128KB 256KB 1.3V 0.13µm 25.0W

Athlon 現在まだ作成修正中です。
●AMD-Duron (Codename Spitfire)
DuronはThunderbird Athlonと同じコアを使用してるが、2次キャッシュの容量が64KBと少ない。しかし、CPUに搭載しているエクスクルージブ・キャッシュ・コントロールにより、1次キャッシュと2次キャッシュの内容に重複がないように制御している(Athlonも同じ)ので、Celeronよりキャッシュ容量を有効に使用できるアーキテクチャーになっている。
DuronとAthlonの性能の差はCeleronとPentiumIIIほどの性能差はないので、価格が安価であれば魅力的なCPUです。また、2次キャッシュが少ないので発熱もAthlonより少なく、オーバークロックにも有利で、Duron600MHzで900MHz以上という動作記録もありますが、現在出荷のものはどうかわかりません。
Duron (Codename Spitfire)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Duron 600MHz 100MHz×6.0 128KB 64KB 1.5V 0.18µm 24.5W 27.4W
Duron 650MHz 100MHz×6.5 128KB 64KB 1.5V 0.18µm 26.4W 29.4W
Duron 700MHz 100MHz×7.0 128KB 64KB 1.5V 0.18µm 28.2W 31.4W
Duron 750MHz 100MHz×7.5 128KB 64KB 1.6V 0.18µm 30.0W 33.4W
Duron 800MHz 100MHz×8.0 128KB 64KB 1.6V 0.18µm 31.8W 35.5W
Duron 850MHz 100MHz×8.5 128KB 64KB 1.6V 0.18µm 33.6W 37.4W
Duron 900MHz 100MHz×9.0 128KB 64KB 1.6V 0.18µm 35.4W 39.5W
Duron 950MHz 100MHz×9.5 128KB 64KB 1.6V 0.18µm 37.2W 41.5W
Duronの製造番号の例
製造番号の例(Terra所有のDuronから転記)
D 600AST1B
D DがDuron、AがAthlonを示します。
600 製品としてのCPUの規定動作スピードを示す。この表示なら600MHzが規定スピードということです。
A AはPGAパッケージを示します。
S Mは動作電圧を示しめします。S=1.5V、U=1.6V、P=1.7V、M=1.75V、N=1.8Vです。
T Tは定格動作温度を表します。Q=60℃、X=65℃、R=70℃、Y=75℃、T=90℃です。
1 1はL2キャッシュ容量で、64KBです。
B Bは最大FSBを示し、Bの場合は200HMzです。
Duronは2次キャッシュが少ないので、PCのメモリーが少ないと遅くなるので、使用時は十分なメモリーをPCに搭載させるのが使用時の注意点です。
●AMD-Duron (Codename Morgan)
2001年8月登場したMorganコアのDuronは1GHz、950MHz、900MHzのラインアップでSpitfireコアからの変更点は、Enhanced 3DNow!から3DNow! Professionalへ変更、ダイサイズも101mm2から106mm2に変更。
Duron (Codename Morgan)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Duron 900MHz 100MHz×9.0 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 39.2W 42.7W
Duron 950MHz 100MHz×9.5 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 40.8W 44.4W
Duron 1GHz 100MHz×10.0 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 42.4W 46.1W
Duron 1.1GHz 100MHz×11.0 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 46.2W 50.3W
Duron 1.2GHz 100MHz×12.0 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 50.3W 54.7W
Duron 1.3GHz 100MHz×13.0 128KB 64KB 1.75V 0.18µm 55.2W 60.0W
●AMD-Duron (Codename Applebread)
コアはFSB266の“Thoroughbred”コアのL2キャッシュ削減版、FSB266MHzで動作する。
37,200,000 Transistors
Duron (Codename Applebread)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Duron 1400MHz 133MHz×10.5 256KB 64KB 1.5V 0.13µm 45.5W 57.0W
Duron 1600MHz 133MHz×12.0 256KB 64KB 1.5V 0.13µm 48.0W 57.0W
Duron 1800GHz 133MHz×13.5 256KB 64KB 1.5V 0.13µm 53.0W 57.0W
●Mobile Duron
改良された新Mobile DuronはMobile Athlon 4とほぼ同様の豊富なモバイル機能を搭載するが、動作電圧はMobile Athlon 4よりもわずかに高く1.2〜1.5Vとなっている。
ハードウェア関連の技術カンファレンス「Platform 2000」でAMDは、モバイルDuronのCPUコアが、デスクトップ版Duronと同じコードネーム「Spitfire(スピットファイア)」であることを明らかにした。これはキャッシュ容量が小さいためAthlonより発熱の小さいDuronの動作電圧を更に下げてモバイル用にしたもので、AMDの省電力テクノロジ「PowerNOW!」を搭載により消費電力も少なくしたCPU。
800MHzからはMorganコアのものが登場しSpitfireコアと混在しているので注意。
Mobile Duron(Spitfire)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Maximum
Thermal
Power
Mobile Duron 600MHz 100MHz×6.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W
Mobile Duron 700MHz 100MHz×7.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W
Mobile Duron 800MHz 100MHz×8.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W
Mobile Duron(Morgan)
CPU Multiplerate L1Cache L2Cache Core
Voltage
Process
rule
Typical
Thermal
Power
Maximum
Thermal
Power
Mobile Duron 800MHz 100MHz×8.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W 25W
Mobile Duron 850MHz 100MHz×8.5 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W 25W
Mobile Duron 900MHz 100MHz×9.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W 25W
Mobile Duron 950MHz 100MHz×9.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W 25W
Mobile Duron 1.0GHz 100MHz×10.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W 25W
Mobile Duron 1.1GHz 100MHz×11.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W ?W
Mobile Duron 1.2GHz 100MHz×12.0 128KB 64KB 1.2〜1.5V 0.18µm ?W ?W
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